犬の鍼灸治療 回想録05 交通事故の後の癒し

かおり
かおり
今回は、鍼灸治療は心のケアになると 体験したケースを御紹介しますね

ケース05 交通事故の後の癒し

交通事故に遭い、後肢1本を断脚した ミニチュアピンシャーの男の子。 ボスくんという名前だったと思います。

3本で身体を支えることによる 身体の歪みが楽になるかという期待があり、 他院から紹介されました。 普段から氣が荒いということで、 ペットオーナーさんからは、 咬む事があるかもしれないと聞いていました。

たしかに、怒りん坊で、 (でも、事故に遭った後だし、仕方がないですよね) 身体を触る時は、 必ずペットオーナーさんが、 顔を固定しないと、 いつ牙が飛んでくるかわからない状態でした。

主な鍼灸治療の内容&期間

鍼灸治療内容: レーザー鍼、鍼、台座灸

回数: 1週間〜10日に1回を4回

回想

実は、事故の時の摩擦からくる火傷が臀部にあり、 股関節に鍼が刺せませんでした。 腎兪と、背中のコリがある部分に刺鍼。 腰の百会に台座灸。

4回目の治療の時、 私に対して威嚇をしないようになり、 身体に触らせてくれました。 そして、お灸をされながら、ウトウト。 ペットオーナーさん曰く こんな様子は初めて見た。 私(オーナーさん)以外の人が触れて怒らない事はなかった。 家以外で寝た事もない。

治療を終えて

当初の目的は、身体の歪みが楽になること。 これについては、結果が分からないのですが、

・怒らなくなったこと ・ウトウトしたこと などから考えて、 身体はずいぶん楽だったと思います。 何よりも、心を開いてくれた事から考えて、 身体も心も癒されていたのだと思います。
このケース、おうちでできる鍼灸は??
・ローラー鍼 →身体全体や硬さが見られる部分にローラー鍼をして、リラックスや硬さをほぐします。 鍼灸が氣持ち良いとわかると、他人が触る事もできるようになるかもしれません。

(一社)ペット鍼灸セラピー協会代表理事
鍼灸師

1989年より、動物病院にて獣医療に従事。2006年鍼灸師の国家資格取得後、ペットの鍼灸治療の研究を開始。臨床の中で、ペットにとって、ペットオーナーさんが、治療家の一番手でなくてはならないことを痛感。2015年7月一般社団法人ペット鍼灸セラピー協会を設立。獣医師、ペットオーナー指導、ペット鍼灸セラピスト、講師を育成を開始。
ペットへの東洋医学でのセラピーを通して、オーナーさんの心も共にハッピーにすることを目的に活動しています。人、動物などの境なく、感謝、愛、思いやりの心を芽生えさせるきっかけを作り、平和な世界を築く1人でありたいと思います。