犬の鍼灸治療 回想録07 顔面麻痺と美容鍼

顔面麻痺に鍼は効いたのです
悩みましたけど
Contents
ケース07 顔面麻痺
当時、8歳くらい。
キャバリアの女の子。
顔面麻痺は、鍼でなんとかならないか???
他院からの紹介でした。
他にも、膀胱炎を併発。
なかなかしつこい膀胱炎で、長い間薬を飲んでいました。
主な鍼灸治療の内容&期間
鍼灸治療内容:
レーザー鍼 身体全体
身体の鍼 腎兪、関元兪、脾兪
顔の鍼
腰にお灸
期間:
週1〜2 3か月程度
回想
身体は冷えて、全体的に動きが悪く、覇気がない感じでした。
初めてのケースだったので、悩んだ挙げ句、
その頃、話題になりつつある美容鍼を習いに行っていたので、
どうかな。。。と思いやってみることになりました。
施術が終わると、表情が明るくなる印象がありました。
当初から、氣になっていた背骨の真ん中に、大きなくぼみがあったのですが、
何回かの施術後、それがなくなり、(腰が上がってきたのではないかと)
そのころから、顔面の変化に氣付くようになり、
さらに、うれしそうに尾を振ってくれるようになり、
全体的に元氣になりました。
それからしばらくして、鍼灸治療は終了となりました。
治療を終えて
とにかく美容鍼習っていてよかった!
この手技、ちょっと痛いのですが、顔面麻痺だと痛みも感じないので、しっかり鍼を打てたこともよかったと思います。
原因不明の顔面麻痺の場合、顔だけではなく、身体全体を整えることが大事です。
そして、長い期間、通院されていると、ペットオーナーさんと良くお話をするようになります。
大概は、たわいのない話をしますが、たまにわんちゃんのことで、心も身体も疲れていると感じました。
子を治すときは、母親を先に治療すると治りがよいと言いますが、
ペットオーナーさんを母親と見立てると、それも当てはまると思えます。
先に、または一緒に癒しが必要ですよね。
この経験は、この後、顔面麻痺を、ペットオーナーさんがおうちで施術をできるようにした手技の元になりました。
この話は、また後日。

そういえば、ペットオーナーさんはとてもきれいな方で、
わんちゃんにしていた美容鍼を受けたーいとよく話していらっしゃいましたー
(一社)ペット鍼灸セラピー協会代表理事
鍼灸師
1989年より、動物病院にて獣医療に従事。2006年鍼灸師の国家資格取得後、ペットの鍼灸治療の研究を開始。臨床の中で、ペットにとって、ペットオーナーさんが、治療家の一番手でなくてはならないことを痛感。2015年7月一般社団法人ペット鍼灸セラピー協会を設立。獣医師、ペットオーナー指導、ペット鍼灸セラピスト、講師を育成を開始。
ペットへの東洋医学でのセラピーを通して、オーナーさんの心も共にハッピーにすることを目的に活動しています。人、動物などの境なく、感謝、愛、思いやりの心を芽生えさせるきっかけを作り、平和な世界を築く1人でありたいと思います。
東洋医学的ドッグヒーリング
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