猫の鍼灸治療 罪悪感と鍼灸 ケース08

ちょっと厳しいタイトルになっちゃったな
ケース08 罪悪感と鍼灸
詳しいいきさつを話したがらない方でした。
・愛犬が、散歩中に、子猫を咬み、このようになってしまった
・治らないこともわかっているけど、治るかもしれない
・でも、数回しか通えない(料金のこと)ので、治らないなら、やめたい
・心が痛む
はぁ・・・どうしたらいいでしょうか?
主な鍼灸治療の内容
鍼灸治療内容:
レーザー鍼、鍼、お灸
回想
2013年9月
見るからに悲しい姿でした。
カラスにつつかれ(保護された方の推測)、
脊髄が切断され、後肢麻痺になった子猫に鍼灸治療をした経験がありましたが、
もちろん、麻痺は変化なく、でも、とても元気だったので、
そんな風になってくれないかなと、
思いつく施術をしてみました。
背骨に添って、鍼をうち、
また頭鍼は、麻痺に効くという症例もありましたので、頭に鍼を。
でも、ほとんど反応することなく、家ではミルクを少し飲むくらいだそう。
とても残念でした。
救われたのは、がんばって生きてくれていたので、
数回の鍼灸治療の後は、介護をすると約束をしてくれたこと。
大事にされたと信じています。
介護にもぜひおうちで鍼灸を!
回復の望みが薄い、お金をかけられない、でも、何かしてあげたい
のであれば、おうちでローラー鍼、てい鍼、温灸をしてあげてください。
刺激は脳を活性化させ、温かさは、氣血を動かし、癒しを与える事ができます。
何よりも、愛しいわんちゃん、ねこちゃんに関わってあげることで、オーナーさん自身が救われます。
(一社)ペット鍼灸セラピー協会代表理事
鍼灸師
1989年より、動物病院にて獣医療に従事。2006年鍼灸師の国家資格取得後、ペットの鍼灸治療の研究を開始。臨床の中で、ペットにとって、ペットオーナーさんが、治療家の一番手でなくてはならないことを痛感。2015年7月一般社団法人ペット鍼灸セラピー協会を設立。獣医師、ペットオーナー指導、ペット鍼灸セラピスト、講師を育成を開始。
ペットへの東洋医学でのセラピーを通して、オーナーさんの心も共にハッピーにすることを目的に活動しています。人、動物などの境なく、感謝、愛、思いやりの心を芽生えさせるきっかけを作り、平和な世界を築く1人でありたいと思います。