犬の鍼灸治療 前肢の異常の落とし穴 ケース11 

かおり
かおり

へこんだ経験もあるんだよね

 

ケース11 前肢の異常

ポメラニアン、チロちゃんというお名前だったと記憶しています。

前肢に異常があり、鍼灸治療を希望されました。

異常の程度は、たまに歩く時に前肢がカクッとして、よろける程度。
痛みなし。

当初の数回の治療後は、経過がよく、元氣だし、よろけることが少なくなったのですが、
ある時から、状態が悪くなっていきました。

主な鍼灸治療の内容

レーザー鍼(身体全体、特に首、曲池、合谷)、鍼(腎兪、背部の硬結がある部分)

 

回想

当初は経過が良く、ペットオーナーさんも喜んでいたのですが、
ある時を境に、

症状が変わらない、顔に覇気がない

から、悪化してしまいました。

実は症状が変わらない時が数回続いた時から、違和感を感じていたのですが、

オーナーさんも違和感があったらしく、

急に来院されなくなりました。

そして、しばらくして来院されたのですが、

神経に腫瘍があり、手術をしたとの事でした。

その後、数回、鍼灸治療を行い、状態が良くなったので、

これに関しては、終了となりました。

 

治療を終えて

現在は、MRIなどで精密検査をする獣医療の機関も増えましたが、

当時、動物病院があった地域から、そのような医療機関までは遠く、

希望をされないケースが多かったので、院内でレントゲンを撮り、大きな異常がないかを診て、

治療方針を決めていました。

また、鍼灸治療を受けられるからと転院されてきたので、

その前の状態を把握できていませんでした。

当初、経過が良かったことがあり、オーナーさんも、私たちも希望を持っていました。

このケースでは、オーナーさんも同時に違和感を感じていたので、

早い時期に、専門の動物病院で手術をすることができました。

 

dummy
かおり

へこんだけど、おかげで違和感を感じたときは、
必ず検証することを学んだの


動物たちは、様々な事を、教えてくれます。
このような経験を重ねて、次に生かして行く事で、救われる子が出てきますよね。

無駄にならないように、伝えていきます。

 

(一社)ペット鍼灸セラピー協会代表理事
鍼灸師

1989年より、動物病院にて獣医療に従事。2006年鍼灸師の国家資格取得後、ペットの鍼灸治療の研究を開始。臨床の中で、ペットにとって、ペットオーナーさんが、治療家の一番手でなくてはならないことを痛感。2015年7月一般社団法人ペット鍼灸セラピー協会を設立。獣医師、ペットオーナー指導、ペット鍼灸セラピスト、講師を育成を開始。
ペットへの東洋医学でのセラピーを通して、オーナーさんの心も共にハッピーにすることを目的に活動しています。人、動物などの境なく、感謝、愛、思いやりの心を芽生えさせるきっかけを作り、平和な世界を築く1人でありたいと思います。

東洋医学的ドッグケアスクール

東洋医学的にドッグケアをオンラインで学びます。
4つのコースをご用意しました。

・ローラー鍼コース
・入門コース
・総合コース
・毎月少しずつ学ぶコース

健康や東洋医学的な概念、鍼とお灸を取り入れた様々な施術法を身に付けることができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください