犬の鍼灸治療 ウソつき? ケース24

歩けなかったワンちゃんが、歩けるようになったので、
飼い主さんがお友達にウソつき呼ばわりされたって、ややこしい話
ケース24 脊椎変形
シニアのワンちゃん、ルウちゃん。
脊椎変形で、背骨が曲がってしまい、
後ろ足を前に投げ出したように座ることしかできません。
歩けない、思うように寝転がれない。
それが、鍼灸治療で、歩けるようになりました。
ほんとのルウちゃんは、もっと女の子らしいお顔でした
主な鍼灸治療の内容
レーザー鍼(身体全体)
鍼(脊椎の変形している部分、腎兪、膀胱兪、尾の反応点)
お灸
回想
ルウちゃんのオーナーさんは、ご自身も鍼灸治療が好き。
体調が悪いと鍼灸治療に通うそう。
なので、ルウちゃんが歩けなくなり、動物病院に行き、治らないと言われた後、鍼灸治療をすることに、迷いはなかったそうです。
毎日、治療をした甲斐があって、
一か月もしないうちに、数本歩けるようになりました。
”骨が治ったの?”
”いやいや、骨は治らないですよ。
氣が通ったのです。”
”なるほどねー。”
さらには、公園まで抱いていけば、
土や草の上なら、短い時間であれば歩ける、自力排泄できるようになりました。
もちろん、転びもしますが、
自力で歩行、排泄ができるようになるって、素晴らしいことです。
オーナーさんは、お友達に
るうちゃんが歩けなくなった事を話したそうですが、
お友達が会いに来てくれた頃には、歩いていたので、
”ウソつき呼ばわりされてるの”
って、嬉しそうでした。
治療をしているころに、東日本大震災が起きて、
ルウちゃんのお家は液状化の被害に遭って、治療はしばらく中断。
平常に戻り、また再開した時でも、ひどく悪化することなく、なんとか歩いていました。
その後、高齢であったために、今は神さまの許で、走り回っているはずです。
このケース、おうちでできることは?
お灸
→身体が固まっているので、気血の巡りを良くします。
てい鍼 または指でつまんで刺激
→尻尾、指の根元、爪をつまむ
(一社)ペット鍼灸セラピー協会代表理事
鍼灸師
1989年より、動物病院にて獣医療に従事。2006年鍼灸師の国家資格取得後、ペットの鍼灸治療の研究を開始。臨床の中で、ペットにとって、ペットオーナーさんが、治療家の一番手でなくてはならないことを痛感。2015年7月一般社団法人ペット鍼灸セラピー協会を設立。獣医師、ペットオーナー指導、ペット鍼灸セラピスト、講師を育成を開始。
ペットへの東洋医学でのセラピーを通して、オーナーさんの心も共にハッピーにすることを目的に活動しています。人、動物などの境なく、感謝、愛、思いやりの心を芽生えさせるきっかけを作り、平和な世界を築く1人でありたいと思います。
東洋医学的ドッグヒーリング
毎月1つの施術とそれに関連する座学を、動画を見る、テキストを読むなどの方法で、3ヶ月間で学びます。
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