精油とツボの選び方
鍼灸の世界に入る前は、アロマセラピストでした。
アロマを学んで、約20年になります。
アロマセラピストの資格を取る時に、
アロマセラピーで使う精油について、日々学ぶわけですが、
嫌いな香りも嗅ぐんですよね。
その辛いこと。。。
氣が滅入るのです。
でも、嫌いな精油の薬理作用を見ると、体調に必要だったりするのです。
それ、納得いかない時もありました。
ペットのケア=オーナーさんのケア
動物病院で、ペットのオーナーさんに頼まれ、
ラベンダーを入れたオイルで、犬のマッサージをした事があります。
とても、リラックスをして氣持ち良さそうなのですが、
下痢をするとのことでした。
でも、またお願いされるんです。
でもでも、下痢をするので、やめることにしました。
(というより、動物に精油でのマッサージ、不要と思っています)
オーナーさんは、とても残念がっていましたけど。
鍼灸の世界に入り、感覚やエネルギー(氣)について、さらに注目するようになり、
あの時の事は、オーナーさんにラベンダーが必要だったのだと思うようになりました。
ペットのケア=オーナーさんのケア
やっぱり、大事ですよね?
精油とツボの選択は似てる
話は戻って。
精油もエネルギーだから、相性や直感で選んだほうがいいです。
私はそうします。
ツボを選択するのと同じ感覚でもいいと思いますよ。
そうすると、嗅覚が大事になるのですが、
嗅覚は、感情や本能を支配する大脳辺縁系と直接つながっているので、
思考が入らないのですよね。
ストレートに感情に働きかけてくれます。
東洋医学では、臓腑と感情は、密接ですから、
精油も活用できますね。
ただし、ペットへの活用は慎重に。
(一社)ペット鍼灸セラピー協会代表理事
鍼灸師
1989年より、動物病院にて獣医療に従事。2006年鍼灸師の国家資格取得後、ペットの鍼灸治療の研究を開始。臨床の中で、ペットにとって、ペットオーナーさんが、治療家の一番手でなくてはならないことを痛感。2015年7月一般社団法人ペット鍼灸セラピー協会を設立。獣医師、ペットオーナー指導、ペット鍼灸セラピスト、講師を育成を開始。
ペットへの東洋医学でのセラピーを通して、オーナーさんの心も共にハッピーにすることを目的に活動しています。人、動物などの境なく、感謝、愛、思いやりの心を芽生えさせるきっかけを作り、平和な世界を築く1人でありたいと思います。