よく頂く質問から。

「ローラー鍼は、美容用のローラーで代用できる?」

ポイントは、ローラー部分に、ボツボツがあるかないか、でしょうか?

それなら、ローラー鍼のボツボツの意味ってなんでしょうね?


どちらも、皮膚を撫でる、擦る道具ですから、

「リラックス」が目的なら、
どちらでも良いのではないかと思います。

「より療法として」が目的なら、
ローラー鍼をおすすめします。

なぜなら。

そもそも最古の鍼とは、矢じりのように尖った鋭利な石片を、
患部に当てたり、浅く刺したりして、
カラダの不調を取り除いていたものです。

つまり、皮膚を破って、より内側にアプローチをすると、
効果があったから。

または、エネルギーが流れる場所を知っていたから、
皮膚を破ったのかもしれません。

そして、そんな鍼の療法が、発達して、

皮膚を破る鍼、刺入する鍼、刺入しない鍼にわかれていくのですが、

ローラー鍼は、刺入しない(擦る)鍼の仲間。

刺入しない鍼は、皮膚、経穴、経絡を按じ、
滞っている氣血の流れを改善する鍼です。

ですので、ローラー鍼のボツボツは、

カラダの内側のエネルギー(氣血)を動かすことを意識して、
つけられたのではないでしょうか。

ローラー鍼は、「小児はり」として、
自律神経系の調整や健康増進、病気の予防を目的に使われています。

鍼を刺すことに抵抗がある方やペットにもオススメです。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です